婦人科の日帰り手術
婦人科の日帰り手術

婦人科では、女性特有の疾患に対してさまざまな検査や治療を行っています。その中でも、比較的軽度な症状や状態に対して、入院の必要がない「日帰り手術」という選択肢が確立されています。日帰り手術とは、手術当日にご来院いただき、短時間の処置と術後の観察・安静を経て、原則として当日中にご帰宅いただける処置です。多くは身体への負担が少なく、回復も早いため、忙しい方や育児・介護などで長期入院が難しい方にも適した方法です。
短時間で行える手術や、術後のリスクが低く回復が早いとされる処置が対象となり、患者さんの身体的・精神的負担が軽減されるだけでなく、医療費の面でもメリットがあります。代表的なものとして、バルトリン腺膿瘍切開術、流産手術、人工妊娠中絶手術などがあります。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの影響により、子宮内膜が異常に増殖してキノコ状に突出する良性腫瘍です。明確な原因は不明ですが、ホルモンバランスの乱れや加齢が影響すると考えられています。
大学病院、地域病院に紹介としております。
外陰部にあるバルトリン腺の出口が詰まることで嚢胞化し、さらに細菌感染が加わることで膿瘍を形成します。性交渉や衛生状態の影響が関与することもあります。
妊娠22週未満で胎児が育たなくなる状態で、自然流産と人工流産(中絶)に分けられます。自然流産の場合、子宮内に組織が残ると出血や感染のリスクがあるため手術が必要になることがあります。
当院では初期流産手術のみ対応しております。
様々な事情で妊娠継続が困難な場合に医師の判断と本人の同意のもと行われる手術です。
当院では妊娠初期のみ対応しております。
日帰り手術が検討される婦人科疾患では、初期の段階からさまざまな症状が現れることがあります。不正出血や外陰部の痛み、腫れ、妊娠初期の出血や腹痛といった症状は、軽視せずに注意を払うべきサインです。これらはいずれも日常生活に支障をきたす可能性があり、早期の対応が大切です。
子宮内膜ポリープでは、不正出血や月経量の増加がみられ、月経以外の出血が長く続くこともあります。症状が続くと貧血を引き起こすことがあるほか、不妊の原因となることもあります。バルトリン腺膿瘍は、外陰部にしこりや腫れができ、赤く腫れて熱を持ち、激しい痛みを伴うため、歩行や排尿が困難になることも少なくありません。適切な処置を行わないと繰り返すことがあります。
流産時は、妊娠初期に出血や下腹部痛が現れ、超音波検査などで胎児の心拍が確認できない場合に、子宮内に残った組織を取り除くための手術が必要になることがあります。また人工妊娠中絶は、妊娠の継続が難しい場合に行われる医療行為であり、身体的・心理的負担を少しでも軽減できるよう、安全かつ丁寧な処置が求められます。
症状に応じて以下のような検査を行い、日帰り手術の適応があるかを判断します。
これらの結果をもとに、手術の必要性や方法、日帰りで可能かどうかを慎重に判断していきます。
当院で行っている主な日帰り婦人科手術は以下のとおりです。
自然流産などで子宮内に組織が残っている場合には、従来の鋭匙(キュレット)を用いた掻爬法を行います。
婦人科で行う日帰り手術は、忙しい日常の中でも身体への負担を最小限に抑えながら必要な医療を受けられる選択肢です。どの手術も医師の診断と丁寧な説明のもと、安全に行われています。
不正出血や外陰部の違和感、妊娠に関する不安など、気になる症状があれば早めに婦人科を受診しましょう。日帰り手術が適応となるかどうかは診察の上で判断されますが、早期の対応が心身の健康を守る第一歩となります。
診察
外来を受診していただき、診察結果から手術が必要か判断をいたします。診察結果を説明した上で、手術を行う場合には、麻酔方法や手術方法についてご説明いたします。
手術日の決定
日帰り手術は火曜日に行っております。
患者さんと相談の上、手術日を決定いたします。
術式・麻酔の説明
術前検査、同意書の説明
リスク・合併症の説明
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